サリサリストア新規開業

クレジットカードは必要か?!

今日はクレジットカードについて書いてみたいとおもいます。

管理人イーサンも正直開業するまでは現金主義者でしたのでクレジットカードは一枚も持っていませんでした。特にサラリーマンをしているときは買い物するときも現金があれば問題ないし、いつもニコニコ現金払いでいいやろとむしろ現金主義者でした。

しかし、実際開業して経営していくと仕入れから売り上げを立てて現金を回収していくサイクルを考えた場合、なるべく仕入れの支払タイミングと実際の売り上げタイミングが近いほうが資金ショートで売り上げの帳簿上は黒字なのに実際の手持ちの現金が無いなんていうことを避けることができます。いわゆる「勘定あって銭足らず」の状況が続けば、黒字倒産することも充分ありえます。

これは専門用語でいうとキャッシュフローの考え方で日本語で簡単にいうと資金繰りですね。「社長の仕事は資金繰り」というような言葉があるように資金繰りは特にサリサリストアのような小規模経営においてとても重要なウェイトを占めます。極端な話、どんなに毎年赤字を垂れ流していようが資金繰りさえうまくやりくりして、現金を借り入れ等で調達することができれば会社やその事業は倒産や閉店に陥ることはありません(笑)かなり極端ですが・・・

大規模な企業などでは仕入れに対しては手形や掛け売りで支払のサイトを伸ばしたりすることができたりしますが、サリサリストアなどの小規模店ではそんな取引をしてくれるところはほぼ皆無ですので必然的に現金主義でのやりとりになってきます。

またフィリピンにはウータンという日本のつけに似た独特の商習慣があり、借金をして買い物をするということに日本人ほど抵抗なくウータンで買い物をするという習慣があります。

今でこそは少なくなりましたが、最初の開店当時は初めてお店に来た初見のお客さんでもここはウータンできるの?と聞かれたりして管理人イーサンからすれば「いやいや、そのあなたになんの担保もない支払能力でつけで買い物したい!!といきなりいわれてもそれはできんやろ」とつっこみどころ満載のやりとりなのですが、開店当時には売り上げもなく、最終的にはイーサンの奥さんの個人的な目利きによってウータンでもいいよと言ってつけで売ったりしていたのですが、当然資金繰りは恐ろしいくらいに急激に悪化します。

これは会計上の売掛金にあたりますが、この売掛金も金額が大きくなると資金ショートの一因になってきます。

そんな時になんとかこの資金繰りがうまくいかないものかと考えていた時にいままで現金主義で気が付かなかったのですが、クレジットカードで支払うと実際の支払までの期限の利益を得ることが出来て資金繰りが楽になるんじゃないか?という発想となおかつポイントもたまるし2重でいいかもと思うようになりました。

最初うろ覚えですけど、なんの準備もなくすらっとJALカードのアメックスかなんかと思うのですが申し込んでみたところ、、、、見事に審査落ちしてしまいました。

今回は申し訳ありませんが見送らせていただきます。との文面を見たときには

えーーーーーーーーーっつとツッコミをいうぐらい自分でもびっくりしたのですが、今まで会社員というバックグラウンドを持っていたサラリーマン時代と違い、会社員を辞めてなんの取り柄もないただの近所のおじさんと成り下がったイーサンにはなんの支払の保証もないので当然といえば当然です。これは開業資金の借り入れにもいえることですが、、、

こんなことならサラリーマン時代にカッコつけて現金主義なんて言わずにしっかりクレジットカードをつくっとけば良かったと思いましたが後の祭りです。

結局半年後ぐらいにJALマイルもたまるし、ということでJALのJCBカードを申し込み直して無事発券することができました。発券後は、電気・ガス・水道なども全部クレジットカード引き落としにして、仕入れ等もクレジットカードを利用できるところはカードで切ってあげるとマイルもたまるので良いかと思います。

ただし、2021年現在ですとマイルを貯めても航空需要が激減しているため、今ですと管理人イーサンも乗り替えたのですが楽天ゴールドカードもしくはたくさん仕入れ等使ったりする方は楽天プレミアムカードがよいかとおもいます。

現在では管理人イーサンも楽天でんき・ガス、楽天モバイル等に、楽天経済圏に支払サイトを移行中です。

また補足的ですが、店舗にもクレジット決済の導入はお勧めです。サリサリストアではクレジット決済を導入しているところはあまり見たことはないのですが、フィリピン人独特のウータンの代わりに最近ではクレジットカードを持つフィリピン人の方も増えてきましたし、万が一悪意を持って、もうストップしているクレジットカードで決済を依頼してくる客がいたとしても、機械側で有効でないと判断して振り分けてくれるので、クレジットカードの手数料分を差し引いても、店主独自の怪しい根拠なき与信審査によるウータン回収不能金の事故率よりよっぽど資金繰りは劇的に改善することが可能です(笑)

本日は以上となります。

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ABOUT ME
イーサン
ブログ管理人のイーサンです。2003年にサリサリストアを日本の東京で開業して18年になります。フィリピン風コンビニエンスストアの経営で得た知識を備忘録も兼ねて公開していきます。
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